先日、ある会員様が、鎖骨を骨折し、手術を受けられました。 幸い、手術は無事に成功。
しかし、本当の戦いは、そこから始まります。
痛みと恐怖、そして、ギプスで固定されていた期間が長ければ長いほど、
私たちの「脳」は、本来の正しい動き方を忘れてしまいます。
理学療法士の先生が言う「肩甲骨を動かしてください」という正しい指示も、
脳が混乱している状態では、「どう動かせばいいか」が分からず、
かえって体を強張らせてしまうことさえあるのです。
なぜ、ENCOMPASSがリハビリに有効なのか?
今回、この会員様のリハビリに、新しく導入したマシン「ENCOMPASS(エンコンパス)」を早速活用しました。
このマシンは、まさにこうした「脳の混乱」を解消し、安全にそして効果的に、
正しい動きを再教育する上で、非常に優れた特性を持っているからです。
(エンコンパスの説明は「トレーニングツール説明」でまたアップしますね)
1. 安全な環境で、「正しい動きの軌道」を思い出させる
ENCOMPASSは、手や足を固定した状態(クローズキネティックチェーン)で、
滑らかな軌道に沿って動くように設計されています。
これにより、クライアントは「間違った動きをしてしまうかも」という恐怖を感じることなく、
重力に身を任せながら、肩関節本来の、6方向への立体的な動きを、安全に思い出すことができます。
2. 背骨という「大黒柱」から、全身を再起動させる
肩のリハビリというと、肩だけを動かすことを想像するかもしれません。
それだけでは間違いです。
體(からだ)の大黒柱である「背骨」が、前後・左右・回旋という、
三次元の全てにおいてしなやかに動かなければ、腕は、本当の意味で自由にはなりません。
ENCOMPASSは、肩周りを安定させながら、背骨の、この複雑で連動した動きを、効果的に引き出すことができます。
3. 「床との対話」を取り戻す
最終的には、マシンから離れ、自分の足で立ち、自分の體(からだ)を支えなければなりません。
ENCOMPASSで、脳と体に「正しい動きの感覚」を再インストールした後、仕上げにグランドムーブメント®️を行います。
床との接触面を感じ、体重がスムーズに移動する感覚を取り戻す。
この段階を経て初めて、體(からだ)は、本当の意味で「快復」へと向かい始めるのです。
結論:リハビリとは、「再教育」である
怪我からの回復は、ただ筋肉を鍛え直す作業ではありません。
それは、痛みと恐怖で混乱した「脳」を、優しくそして論理的に導き、體(からだ)との正しい対話の方法を、
もう一度、「再教育」していくプロセスです。
ENCOMPASSのような、優れたツールと、正しい理論があれば、リハビリの質とスピードは、格段に向上します。
もし、あなたや、あなたの大切な人が、怪我からの回復に悩んでいるのなら。
一人で抱え込まず、ぜひ一度、ご相談ください。
