ヘルニア対策として昔からよく語られるのは「腹筋・背筋を鍛えましょう」ということです。
もちろんその通りですしとても大切なことですが、こういった、一般的な腹筋・背筋の筋トレで鍛える筋肉とはまた別なんです。
ヘルニアなどの痛みとどう付き合っていくかを考えないと、いつまでも痛くなったら病院、薬というローテーションから逃れられません。
当ジムも、アスリートでヘルニア、すべり症の方もいらっしゃいますし、一般の方も長年苦しんできて4回目の手術を薦められた方もいます。
でも現在ご自身のカラダと上手く付き合いができるようになり、痛みの症状を改善された方がもたくさんいます。(4回目の手術がいらなくなりました。本人もお医者さんもビックリしていました)
よく椎間板ヘルニアなど耳にする事も多いと思いますが、椎間板とは一体なんなのか理解してますか?
椎間板とは背骨の間のクッション材、と考えるとわかりやすいです。
人間の背骨は、以下のように計25個の椎骨と呼ばれる骨で構成されています。
上から順に頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、それらの土台となっている仙椎が1個です。最後は尾てい骨です。
椎間板はこれらの椎骨と椎骨の間にサンドイッチされるように存在し、クッションの役割を果たしています。この椎間板のおかげで、脊柱は大きな頭の重さを支え、人間の日常生活のさまざまな動きができるのです。
しかし、椎間板をすり減らしている方々は、正しいと勘違いしているカラダの動作不慮によって、椎間板には実は私たちの想像を超える大きな力がかかっているのです。
脊椎外科医の権威☆スウェーデンのアルフ・ナケムソン(Alf Nachemson)教授によると、
まっすぐに立っているときの椎間板の圧力を100とすると、
・あお向けに寝たときの圧力は25
・横向きに寝たときの圧力は75
・まっすぐに立って、せきをしたときの圧力は140
・まっすぐに立って、笑ったときの圧力は150
・立って、腰を20度かがめたときの圧力は150
・10kgのものを持ち、腰を20度かがめたときの圧力は220
・椅子に座ったときの圧力は140
・椅子に座って20度前かがみの状態での圧力は185
・10kgのものを持ち、椅子に座って20度前かがみの状態の圧力は275
立 つよりも座る方が楽なイメージがありますが、実際は立った姿勢よりも座った姿勢の方が1.4倍もの力が腰にかかります。また立っていても座っていても、前 かがみになることで腰への負担は大きなります。この実験では20度の前傾姿勢ですが、もっと前傾するとさらに負担は大きくなっていきます。
毎日お仕事でパソコンをしている方々やデスクワークの多い方々が、首腰に痛み凝りを感じることが多いのが容易に想像できると思います。
運動不足も要因ですが、トレーニングしている時間より、働いている時間が長いのでせめて座って作業する動作を見直して頂きたいものです。
動きを改善するという運動はどんどん取り入れるべきですし、ご自身のカラダの価値がないと思っている方は取り組む必要はありません。
ダンデライオンジムネイジアムは、そのような動作改善とご自身のカラダの価値があると思っている方をサポートする為に作りました。
お陰様で今月もご入会を頂き、会員人数も制限させて頂いてはいますが自分で改善しようと思われる方はぜひご連絡下さい。