ゴルフ、野球、テニスなど強い球を打ちたい気持ちは皆さん持っていると思います。カラダを捻ることだけにポイントをおき、ツイストを加えた定番のシットアップ(腹筋運動)を行う方、軽いダンベルを振り回している方をフィットネスクラブでは多くみられます。
「道具を振る」動作という前に、よくいわれる「軸がぶれない」とはどういうことか考えてみましょう。
二足歩行の人間がグラグラせずにまっすぐに立っているためには、体のバランス能力が要求されるのはご存知の通りです。
では、体のバランスってどこでとっているのでしょう?
体幹?頭?体全体?いえいえ、実は立位バランスの基本となるのが、足底(そくてい)と呼ばれるところ、つまり足の裏です。
足の裏には固有受容器と呼ばれる部分があります。これは感覚受容器と呼ばれるもので、足の裏だけでなく、体の色々な部位(関節など)にも存在します。
足の裏では、親指(第一指)、足の指の付け根の辺り(盛り上がっているところ)、踵などに多く存在します。
ではこの感覚受容器の役割とはなんでしょうか。
それは感覚を受容すること、つまり「センサー機能」です。
バランスをとって立っている時、体には次のような反応があります。
足の裏にたくさんある固有受容器(センサー)が、「どの位置に重心がかかっているか」、「まっすぐ体重がかかっているのか」、「どちらかへ傾いているのか」などを感じ取ります。その刺激は神経を通じて、脳へと伝達されます。脳では目や三半規管などから入った情報と固有受容器から送られてきた情報などを複合的に解析して、体がまっすぐになるように(あるいは転倒しないように)体の各筋肉に司令を出し、バランスをとります。
ダンデライオンジムネイジアムでは、他のフィットネスクラブではなかなかできない裸足でのトレーニングもOKです。(本人の自己責任ですが)ということは、足の裏にたくさんの刺激を入れることは可能ですね。この時点で立位バランスの基本をたくさん鍛えていることになりますね。
それでは続きはまたの機会に書きたいと思います。