中国武術の伝統的な訓練具
ロマン全開の一品です。
主に中国武術、特に詠春拳(えいしゅんけん)の代表的な訓練具として世界的に知られています。
人の上半身のように、木の柱に腕や足の形をした棒が取り付けられています。広東語では「ムクヤンジョン(Muk Yan Jong)」、英語では「Wooden Dummy」と呼ばれます。
木人の最大の目的は、対人戦闘を想定した実践的な技術と身体能力を養うことです。生身の人間相手では危険が伴う様々な動作を、安全に、そして繰り返し練習することができます。
①正確な攻撃・防御技術の習得
②身体の軸と中心線の確立
③距離感と間合いの習得
④連続技と流れるような動きの習得
⑤接触感覚(チーサオの基礎)の養成
⑥打撃部位の強化とコンディショニング
木人は、単なる固定されたサンドバッグとは異なり、中国武術、特に詠春拳の複雑な技術体系を、安全かつ効率的に習得するための非常に洗練された訓練具です。正確な攻撃・防御技術、身体の軸の確立、距離感、連続技の習得、そして実践的な身体能力の向上に不可欠な役割を果たします。
※指導できません。好き勝手に叩いてください。




クリックで拡大