ジムやSNSで一生懸命、片足で立ったり、不安定な道具の上でプルプル震えながら耐えている
人たちをよく見かけると会員様に報告を受けます。
汗もかいてるし、やってる「感」はあるのでしょう。
でも、そのトレーニング、本当に「バランス能力」を高めているか?
それとも、ただの「グラグラ遊び」で終わってないか?
バランストレーニングの効果を分けるのは、結局のところ「適度な負荷」これに尽きます。
ギターの弦をイメージすると分かりやすいと思います。
弦が緩すぎたら(負荷が軽すぎたら)、一日中弾いてもまともな音は出ない。
逆に、張りすぎれば(負荷が重すぎれば)、弦はあっさり切れてしまう(=怪我をする)。
一番いい音が出る「絶妙な張り具合」、それがトレーニングでいう「少しきつい」「やや難しい」という負荷だ。
(小難しく言えば、主観的運動強度11~13ってやつです)
そして、ここが一番の問題なんだが、この「張り具合」に対する本人の感覚が、絶望的にアテにならないことが多い。
「もっと張らないとダメな人」ほど、もう限界だと思い込んでいる。
「もうすぐ切れそうな人」ほど、まだいけると思っている。
だからこそ、客観的にその「張り具合」を調整する、我々トレーナーの目が必要になると考えます。
そもそも、バランストレーニングとは、ジムの中で倒れない練習をすることじゃない。人生において、予期せぬ出来事でバランスを崩された時に、倒れないための「転ばぬ先の杖」だ。
「グラグラ遊び」で満足せず、自分の身体をキチンとチューニングしたいなら、いつでも相談に来てください。
貴方に一番響く音を、一緒に見つけましょう。
(ちなみに、BOSSボールやアダプベースなど、ウチにはそのための道具は色々揃えています)
今回は最後まで例えで書き上げましたw
ポイント
- 負荷は「やや難しい」と感じる程度が最適。
のなのですが、しかしこれが本人の主観と大きくかけ離れていることが多く、効果が出ない方が多い様です。
だからこそ、しっかりその部分を見極めるトレーナーをみつけましょう。 - 負荷が軽すぎると効果が薄く、逆に重すぎると怪我のリスクが高まるため、段階的に負荷を調整することが大切です。
- BOSSボールやアダプベースなど、動作や環境を工夫して負荷を上げる方法が一般的です。