ガダ(メイスクラブ)は、長い棒の片端に重いヘッドがついた独特な形状のトレーニング器具です。
古代ペルシャの戦士が用いた訓練具が起源とされ、インドの伝統的な身体文化においても深く根付き、独自に発展した非常に重要な存在です。
インドの伝統的なレスリングであるクシュティー(Kushti)や、それに付随する身体鍛錬の文化において、ガダは不可欠なトレーニングツールです。
現代では体幹や肩の強化に効果的なトレーニングツールとして注目されています。
ガダのトレーニングは、両手で棒を持ち、遠心力を利用することで、通常のウェイトトレーニングとは異なる負荷を全身に与えるダイナミックなスイング動作を行います。
この動作により、通常のウェイトトレーニングとは異なる負荷を全身に与え、肩関節周りの筋肉を活性化させ、安定性と可動性を高め、特に腹斜筋や脊柱起立筋といった体幹、握力や前腕の強化、全身の連動性やバランス感覚の向上も期待できます。
昔のガダは、身の回りにある素材を使い、手作業で作られていました。当ジムでは子供の作ったガダが使用できます。
ちなみにペルシア語では「ゴルズ (Gorz)」と言います




クリックで拡大