リニューアルオープンから1ヶ月。ジムが新しい息吹を吹き返す一方で、ひっそりと「再生」への戦いに挑んでいたもう一つの主役がいました。それは、ジムの癒やしであり、シンボルでもあるサボテンです。
今回は、化学的なリスク管理と、植物の生命力を引き出す「外科的手法」について、書きたいと思います。
シンクボンド503 ウレタン樹脂系(完全固定)で、45平米分人工芝をボンド全面ベッタリ張った場合
もし無理をして営業を続けていたら、会員の皆様に健康被害が出ていた可能性があります。
と、人工芝屋さんとペンキ職人さんには、「換気と乾燥のための期間」が、安全なジムを取り戻すために不可欠であることアドバイスを頂いていた。そのためリニューアルオープンの際には毎日換気をしに出勤していました。

沈黙の被害者:サボテンの変色
人間にとっての安全を優先する陰で、室内に置きっぱなしにしていたサボテンが異変をきたしました。
- ガスの影響: 換気期間中、残留ガスに晒されたサボテンは明らかに元気がなくなり、色が変色してしまいました。
- 限界: 太陽の光に当てても復活の兆しが見えず、一時は再生を諦めかけるほどの状態でした。
「胴切り」と「挿し木」による、攻めの再生戦略
ここで救いの手を差し伸べてくださったのが、以前も株を分けてくださったサボテンに精通したメンバー様です。一度お預けしたサボテンが、本日、驚くべき姿で「帰還」しました。
施されたのは、サボテンの再生における高度な手法です。
ご自身のサボテンの子株を外したり、上の部分をカットして別の鉢に移したりする作業「胴切り」から、サボテンの切り離した上部を別の鉢に植えて新しい株(保険株)を植え替え・移す「挿し木」をしてくれました。


結果として、残念ながら前回のサボテンはそのまま息を引き取りましたが、ただ元に戻るだけでなく、元気な親株から元氣な子が新しくやってきました。鉢には立派なサボテンが鎮座し、おなじみの「マスクマン」も心なしかご満悦な表情を浮かべています。
使わなくなった刀袋がトレーニング道具に変わるように、サボテンもまた、「胴切り」という一見残酷な工程を経ることで、新しい命の形を手に入れました。
汚水事故という逆境を越え、空間を一度「解体」してリニューアルを果たした当ジムの歩みは、このサボテンの再生プロセスと重なります。「最悪の事態」を「最高のアップデート」へ。 これからも、この再生したサボテンと共に、会員の皆様を支え続けていきますw
